塩原の材木岩

更新日:2021年11月30日

柱のように見える岩が重なっている塩原の材木岩の写真

塩原の材木岩

岩面が材木を並べたように見えることから通称「材木岩」と呼ばれている。この材木岩は周りの緑色凝灰岩(ぎょうかいがん)の間に入り込んだ岩脈の一部で、日本の火山でよく見られる安山岩質(あんざんがんしつ)の岩石(火成岩)の一種である。柱のように見えるのは、マグマが固まるときの温度や冷える速さにより、岩石をつくる鉱物同士が一定の規則性をもって固まった結果できたものである。
火成岩がこのように一定の方向に決まった形にひび割れることを「節理(せつり)」といい、材木岩はその形状から「柱状節理(ちゅうじょうせつり)」といわれるもので、みごとな形状を表しており、塩原渓谷歩道沿いに見ることができる。
道路の下を流れる箒川にかかる「布滝(ぬのたき)」の左岸一帯に露出する景観は、塩原の代表的な景勝地となっている。なお、近くにはほぼ水平方向にひび割れている「板状節理」も見ることができる。

名称

塩原の材木岩(しおばらのざいもくいわ)

指定年月日

昭和43年(1968)10月23日

指定別

市指定

区分

記念物

種別

天然記念物

所在地

下塩原東山国有林

管理者

塩那森林管理署

見学にあたって

駐車場あり。

地図リンク

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教育部 生涯学習課 文化振興係

〒329-2792
栃木県那須塩原市あたご町2番3号

電話番号:0287-37-5419
ファックス番号:0287-37-5479

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