上黒磯の木造阿弥陀如来立像

更新日:2021年11月30日

3体の像があり左右の像は小さくて真ん中の像は大きい、上黒磯の木造阿弥陀如来立像の写真

上黒磯の木造阿弥陀如来立像

阿弥陀信仰は奈良時代に始まり、社会不安とともに平安時代に貴族の間に広まり、浄土宗開宗の基となった。阿弥陀如来を安置するのが阿弥陀堂で、極楽浄土のありがたさを現世に実現しようとするものである。
立像は上品下生来迎印を結び、衲衣(のうえ)の着方は両肩を覆った通肩(つうけん)でひだが多く、鎌倉時代以降の作と思われる。かつては全身が金色に輝くまばゆい立像で台座にも金箔の痕跡がある。製作年代を証拠づける墨書や伝承がなく、作者は不明である。
中心には阿弥陀仏、通常、両脇には観音菩薩と勢至(せいし)菩薩を配する阿弥陀三尊の形をとることがあるが、この両脇に立つ小像はこれではない。

名称

上黒磯の木造阿弥陀如来立像(かみくろいそのもくぞうあみだにょらいりつぞう)

指定年月日

平成2年(1990)1月22日

員数

1躯

指定別

市指定

区分

有形文化財

種別

彫刻

所在地

那須塩原市黒磯449-2

所有者

阿弥陀堂管理委員会

地図リンク

この記事に関するお問い合わせ先

教育部 生涯学習課 文化振興係

〒329-2792
栃木県那須塩原市あたご町2番3号

電話番号:0287-37-5419
ファックス番号:0287-37-5479

お問い合わせはこちら

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
このページの情報は役に立ちましたか?



このページの情報は見つけやすかったですか?