峯薬師の木造仁王像

更新日:2021年11月30日

仁王は仏教で2体の天王尊のことで、二王尊・二天王・二天といわれ、寺院の門や、須弥壇(しゅみだん)の左右に安置される金剛力士の像である。金剛は知恵を意味し、迷いや欲望を打ちくだく力があるといわれる。手には金剛杵(こんごうしょ)という武器を持っているが、この像では欠いている。

この像の製作年代は不明であるが、作者は「京寺町三条二丁目大仏師治部卿作」との墨書(ぼくしょ)が台座と阿形像頭部の内側にあることから、この仏師の作と思われる。大仏師とあるから幾人かの仏師を使っての作であろう。墨書の仏師名の活動年代は現在のところ不明である。平成元年(1989)に本格的な解体修理をほどこし、平成2年(1990)春に力あふれる姿によみがえった。しかし、この際も製作年代は特定できなかった。

左手を挙げながら怒っている表情の木造仁王像の写真
右手を前に押し出しながら右足に体重をかけている木造仁王像の写真

峯薬師の木造仁王像

名称

峯薬師の木造仁王像(みねやくしのもくぞうにおうぞう)

指定年月日

昭和47年(1972)10月25日

員数

2躯

指定別

市指定

区分

有形文化財

種別

彫刻

所在地

那須塩原市塩野崎251

所有者

薬王寺

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〒329-2792
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ファックス番号:0287-37-5479

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