高林村道路元標

更新日:2021年11月30日

日本では明治6年(1873)12月20日、政府が太政官日誌により各府県ごと「里程元標(りていげんぴょう)」を設け陸地の道程(みちのり)の調査を命じている。大正8年(1919)の旧道路法では各市町村に一個ずつ道路元標を設置することとされていた。設置場所は府県知事が指定することとされており、ほとんどは市町村役場の前か市町村を通る主要な道路同士の交差点に設置されていた。
道路の起終点を市町村名で指定した場合は、道路元標のある場所を起終点としていた。高林村道路元標は大正9年(1920)8月27日付栃木県内務部長名による「道路元標ノ位置ニ関スル件 依命通牒」で設置を指示された旧高林村役場跡地に現存しており、設置当時と位置は変化していない可能性が高い。

現行の道路法では道路元標は道路の附属物とされているだけで特段の規定はなく、道路の起終点は道路元標と無関係に定められている。道路元標の設置義務がないため、取り壊されたり工事などでいつの間にかなくなったりしてしまった道路元標も多い中で、現存するこれらの元標は、当時の歴史を伝える貴重な資料といえる。

二つのT字形のくいのようなものの真ん中に石碑がある高林村道路元標の写真

名称

高林村道路元標(たかばやしむらどうろげんぴょう)

指定年月日

平成27年(2015)3月30日

員数

1基

指定別

市指定

区分

記念物

種別

史跡

所在地

那須塩原市高林374

所有者

那須塩原市

地図

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教育部 生涯学習課

〒329-2792
栃木県那須塩原市あたご町2番3号

電話番号:0287-37-5364
ファックス番号:0287-37-5479

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