那須開墾社烏ヶ森農場跡

更新日:2021年11月30日

後ろに木々があり前が広場になっている那須開墾社烏ヶ森農場跡の写真

那須開墾社烏ヶ森農場跡

この地は、那須野ヶ原大農場の中で最大規模だった那須開墾社(明治13(1880)年開設)の事務所跡である。
那須開墾社の事務所は、当初一本木(那須塩原市一区町)にあったが、明治19年(1886)3月に烏ヶ森近くに新たに第二事務所を建設し、ここを本拠地とした。この事務所は、「烏ヶ森農場」とも「第二農場」とも呼ばれた。建物は茅葺屋根(かやぶきやね)の大きな農家風の造りで、建坪は82坪(約270平方メートル)。敷地の北・西・東側には防風用の土手が築かれ、井戸も掘られた。
明治22年(1889)6月、西那須野村の誕生により役場をこの建物の中に置き(~26年まで)、同年7月には建物の一部に烏森(からすがもり)簡易小学校(西小学校の前身)を開設(~25年まで)し、移住者の子弟教育の場にもなった。
明治26年(1893)12月、那須開墾社は解散し、事務所は矢板武(やいたたけし)の所有する矢板農場の事務所となった。戦後何人かの手を経て、昭和55年(1980)9月に旧西那須野町の所有となったが、建物の傷みがひどく、翌56(1981)年3月に取り壊された。その後、歴史公園として整備された。

名称

那須開墾社烏ヶ森農場跡(なすかいこんしゃからすがもりのうじょうあと)

指定年月日

昭和39年(1964)10月1日

員数

1

指定別

市指定

区分

記念物

種別

史跡

所在地

那須塩原市三区町640

所有者

那須塩原市

見学にあたって

入口の公園脇に駐車場あり。

地図リンク

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教育部 生涯学習課 文化振興係

〒329-2792
栃木県那須塩原市あたご町2番3号

電話番号:0287-37-5419
ファックス番号:0287-37-5479

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