印南丈作翁屋敷跡

更新日:2021年11月30日

この地は、那須野ヶ原開拓の恩人である印南丈作の屋敷跡で、印南が永眠した所である。また明治中期から昭和初期にかけて33年間、西那須野村役場のあった所でもある。

印南が社長をつとめていた那須開墾社の本拠地は、明治19年(1886)3月に一本木農場事務所(那須塩原市一区町)から烏ヶ森の丘近くの烏森農場事務所(那須塩原市三区町)に移った。健康にすぐれなかった印南は佐久山(大田原市)の自宅からの通勤が困難なため、同年10月15日にこの地に移り住んだ。かつてあった建物は、明治19年に自宅の一部を移築したもので、建坪44坪(約145平方メートル)の平屋建て、杉皮葺(すぎかわぶき)であった。なお、屋敷跡の北西・南西側には、かつて高さ2メートル前後の土塁があった。これは、冬~春の季節風から住宅などを守るために築いた防風土手で、印南丈作時代に築いた可能性がある。

木や草が生えている状態になっている印南丈作翁屋敷跡(いんなみじょうさくおうやしきあと)の現在の様子の写真

印南丈作翁屋敷跡(現在の様子)

面が台形の屋根がついた建物があり、その手前に椅子などがある白黒写真

解体前の印南丈作翁屋敷

名称

印南丈作翁屋敷跡(いんなみじょうさくおうやしきあと)

指定年月日

昭和39年(1964)10月1日

指定別

市指定

区分

記念物

種別

史跡

所在地

那須塩原市三区町627

見学にあたって

民有地なので、所有者の許可を得て見学してください。駐車場なし。

地図リンク

この記事に関するお問い合わせ先

教育部 生涯学習課 文化振興係

〒329-2792
栃木県那須塩原市あたご町2番3号

電話番号:0287-37-5419
ファックス番号:0287-37-5479

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