蟇沼用水旧取水口

更新日:2021年11月30日

手前に川辺があり奥に穴がふたつある岩が見える写真

蟇沼用水旧取水口

蟇沼用水は、蛇尾川(さびがわ)の上流、大蛇尾川と小蛇尾川の合流地点のすぐ下より取水し、蟇沼から西那須野地区を経て大田原市に至る延長約20キロメートルの用水である。慶長年間(1596~1615)に蟇沼ほか4か村(折戸(おりど)・上横林(かみよこばやし)・横林(よこばやし)・接骨木(にわとこ))の自普請(じふしん)によって開かれたもので、当初は「接骨木堀」と呼ばれていた。水量が少なく、飲用水として利用されていたと言われる。

その後石林まで延長され、「蟇沼堀」と呼ばれるようになり、さらに、明和8年(1771)には、大田原藩によって大田原城下まで延長された。これ以降、大田原藩の規制下におかれ、大田原用水とも御用堀とも呼ばれるようになった。天明年間(1781~89)ならびに明治33年(1900)に大改修が行なわれ、今日なお清流が流れて水田をうるおしている。

大正7年(1918)には、取水口を10メートルほど下流に移し、昭和54年(1979)には那須野ヶ原総合開発によって全面的に改修され、数十メートル下流部に近代的取水口が新設された。文化財指定の旧取水口は、明治33年(1900)に開削された素掘りのトンネルの入口部分である。

名称

蟇沼用水旧取水口(ひきぬまようすいきゅうしゅすいこう)

指定年月日

平成9年(1997)3月31日

指定別

市指定

区分

記念物

種別

史跡

所在地

蟇沼地内

所有者

塩原土地改良区

見学にあたって

駐車場なし

地図リンク

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教育部 生涯学習課 文化振興係

〒329-2792
栃木県那須塩原市あたご町2番3号

電話番号:0287-37-5419
ファックス番号:0287-37-5479

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