東小屋村全図

更新日:2021年11月30日

文化5年(1808)の書き込みがある地図は、寛政5年(1793)に下野国の幕府領支配の任についた代官山口鉄五郎(やまぐちてつごろう)の命により作成され提出された地図と考えられる。また、図中「文化十一戌年畑田成来」の書込みと凡例が示されており、凡例の中には「畑田成」と読むことができるものがあることから、山口堀開削(かいさく)の際に既存の畑地を田にするとの計画書であった可能性が高い。加えて、地図は位置関係がきわめて正確に記されており、耕地一枚ごとに地番、面積、耕作者名が記されている。絵図には地番が記載されていることなどから、新しい耕作地の管理法で行われていたと推察される。
この地図は、当時の東小屋村の様子を伝えるとともに、山口鉄五郎の新田開発の一端がうかがえる大変貴重な史料である。

  1. 材質:和紙、彩色
  2. 大きさ:縦172.4センチメートル、横189.4センチメートル
黒と赤の縁取りで描かれた地図である東小屋村全図の写真

東小屋村全図

名称

東小屋村全図(ひがしこやむらぜんず)

指定年月日

平成27年(2015)3月30日

員数

1点

指定別

市指定

区分

有形文化財

種別

古文書

所在地

那須塩原市東小屋183

所有者

法真寺

地図リンク

この記事に関するお問い合わせ先

教育部 生涯学習課

〒329-2792
栃木県那須塩原市あたご町2番3号

電話番号:0287-37-5364
ファックス番号:0287-37-5479

お問い合わせはこちら

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
このページの情報は役に立ちましたか?



このページの情報は見つけやすかったですか?