桐花に鳳凰図(相馬寛哉作)

更新日:2021年11月30日

岩の上に、雌雄(しゆう)2羽の鳳凰(ほうおう)がとまり、背景に紫色の花をつけた桐を配した絵の写真

岩の上に、雌雄(しゆう)2羽の鳳凰(ほうおう)がとまり、背景に紫色の花をつけた桐を配している。想像上の霊鳥鳳凰を、細密に描きあげた華麗なる作品である。

落款(らっかん)に「蛙友堂」の名が見られる。

(注)相馬寛哉(西暦1865年から1920年)

西那須野町西富山(にしとみやま)(当時は那須郡富山村)の漢方医の家に生まれた。本名は芳平(よしへい)といい、寛哉と号した。上京した後、山水花鳥画の得意な荒木寛友(あらきかんゆう)に師事。また、近代歴史画の父といわれる小堀鞆音(こぼりともと)に歴史画を学ぶ。寛哉は山水花鳥、とりわけ花鳥を得意とし、現存する作品のほとんどは花鳥図である。寛哉の花鳥の描き方は非常に細密で、色彩の鮮やかさは見事である。また、鳥の中でも鶉を好み、「うずら寛哉」と言われるほどであった。
明治36年から40年(西暦1903年から1907年)に狩野(かりの)村長をつとめた。

名称

桐花に鳳凰図(相馬寛哉作)(とうかにほうおうず(そうまかんさいさく))

指定年月日

昭和43年(1968)10月7日

員数

1幅

指定別

市指定

区分

有形文化財

種別

絵画

所有者

那須塩原市

この記事に関するお問い合わせ先

教育部 生涯学習課 文化振興係

〒329-2792
栃木県那須塩原市あたご町2番3号

電話番号:0287-37-5419
ファックス番号:0287-37-5479

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