生活排水処理基本構想

良好な水環境を保全するとともに生活の豊かさを実感できる社会を実現するためには、快適な生活環境づくりや良質な水環境づくりが重要であり、その対策として生活排水処理施設の早急な普及拡大が課題となっています。

このため、那須塩原市では平成15年度に生活排水処理構想を策定し、地域ごとに下水道や浄化槽などの生活排水処理施設の選定や整備目標等を基本計画として位置付け、生活排水処理施設の整備を推進してきたところです。平成27年度には、将来の人口減少や財政状況を踏まえた1回目の見直しを行いました。

今後、多くの施設が更新時期を迎える中での人口減少による財政状況悪化の懸念や、近年の気候変動による甚大な浸水被害を想定した耐水・浸水対策の必要性など、新たな課題を抱えています。

こうした社会情勢の変化に対応するため、「栃木県生活排水処理構想」の見直し作業に合わせ、令和4年度に2回目の見直しを行いました。持続的な事業運営の確保と生活排水処理施設の早期概成を目指し、地域の実情に応じた構想としています。

今後は、この構想に基づき、より効率的かつ計画的な生活排水処理施設の整備を進めていきます。