妙雲寺の薬師堂

更新日:2021年11月30日

緑や花に囲まれた黒い屋根の和風建築の写真

堂内に存する縁起によると、享保16年(1731)、乙道和尚の時に、庄屋渡邉七左ヱ門が村の守護の為に妙雲寺境内に薬師如来を安置したのが始まりといわれる。
その後、堂宇が頽廃し、明治30年(1897)、賢道和尚の時に東京牛込の実業家である升本喜兵衛の寄進により再建。その後、明治43年(1910)に屋根の修繕が行われ、檜皮葺(ひわだぶき)から栗木羽葺(くりこばぶき)に改修されている。この改修は二代目升本喜兵衛の寄進により行われた。昭和6年(1931)、再び屋根の修繕が行われ、銅板葺に改修され、現在に至る。二度目の屋根の改修についても、三代目升本喜兵衛の寄進により行われた。
創建から現在に至るまで、2度の改修の記録が残るが、躯体そのものは創建当時からのものと考えられ、妙雲寺本堂とともに江戸時代中期の寺院建築として貴重である。垂木は扇垂木である。

名称

妙雲寺の薬師堂(みょううんじのやくしどう)

指定年月日

平成29年(2017)3月30日

員数

1棟

指定別

市指定

区分

有形文化財

種別

建造物

所在地

那須塩原市塩原665

所有者

妙雲寺

地図

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教育部 生涯学習課

〒329-2792
栃木県那須塩原市あたご町2番3号

電話番号:0287-37-5364
ファックス番号:0287-37-5479

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