旧津久井家住宅

更新日:2021年11月30日

茅葺屋根の建物が奥にあり、手前に木が数本立っている写真

旧津久井家住宅

津久井家は、かつて黒磯(下黒磯)の原街道に面して住居があり、江戸時代は黒磯村の交代名主、渋井・時庭・福田氏を含めた四家の一つであった。昭和43年(1968)12月、津久井家より黒磯市で旧宅の寄贈を受けた。市では翌年12月に現在地に移築した。この家屋は安政の大火の年に再建したもので、建築年は安政2年(1855)。
移築にあたって前後にあった下屋は取り除かれているが、母屋は茅葺寄棟造(かやぶきよせむねづくり)で桁行(けたゆき)10間(約18.2メートル)、梁間は5間(約9.1メートル)で、江戸末期における当地方の代表的中流農家の造りとなっている。

主柱(大黒柱)が細めで(天保以後は太め)梁や桁が美しい組ごしらえをしていて、囲炉裏(いろり)と上り框(かまち)の狭い形と部屋割りや神棚・仏壇の位置など往時の生活がしのばれて、貴重な農家建築の一つである。
馬屋のまわり、土間と付属施設にも当地方の特色がうかがわれる。

名称

旧津久井家住宅(きゅうつくいけじゅうたく)

指定年月日

昭和44年(1969)1月1日

員数

1棟

指定別

市指定

区分

有形文化財

種別

建造物

所在地

那須塩原市橋本町8-47

所有者

那須塩原市

地図リンク

この記事に関するお問い合わせ先

教育部 生涯学習課 文化振興係

〒329-2792
栃木県那須塩原市あたご町2番3号

電話番号:0287-37-5419
ファックス番号:0287-37-5479

お問い合わせはこちら

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
このページの情報は役に立ちましたか?



このページの情報は見つけやすかったですか?