那須塩原市は持続可能な観光を推進します(市長臨時記者会見)

観光産業は新型コロナウイルス感染症の感染拡大により一変し、観光需要の大幅な冷え込みだけでなく、旅行スタイル、働き方や意識の変革をもたらしました。新しい生活様式に合わせた観光のあり方など、観光は大きな変革の時を迎えています。

このような変化に柔軟に対応するとともに、本市の観光資源を最大限に活用することによる観光産業の飛躍のため、「那須塩原市観光マスタープラン」を策定しました。今後は本計画に基づき「持続可能な観光」を推進していきます。

令和3年度の観光における取り組みなどについて、4月2日に臨時記者会見を行いました。

緊急事態宣言は解除となったものの、市内の宿泊施設においては宿泊者の減少が続いています。また、市民の皆様のコロナ疲れを少しでも癒していただければと思い、令和2年度の6～7月に実施した「リフレッシュ！宿泊キャンペーン」の第2弾を実施します。

市民が市内の温泉旅館等に宿泊した際に、一律で宿泊補助（値引き）を行います。

1. 6000円以上の宿泊代金に対し、大人一律5000円、子ども（小学生以下）一律3000円を割引
2. 6000円未満の宿泊代金に対し、一律1000円を自己負担とし、残額を割引

令和3年4月9日（金曜日）チェックイン～5月9日（日曜日）チェックインまで

※予算上限に達したら終了します。

詳しくは下記のリンクをご覧ください。

市の観光振興のビジョンや基本方針、推進体制、役割、実施行程を明確化し共通認識を図ることにより、行政と観光関係者等が一体となって長期的で戦略的な観光施策を効果的・効率的に進めるため、那須塩原市観光マスタープランを策定しました。

観光で目指す本市の将来像となる基本理念を「訪れる人、暮らす人、働く人の人生を豊かにする観光地域づくり：ウェルネスなツーリズムの実現」とし、4つの基本方針、14の施策、43の取組を体系づけています。

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観光庁では、昨年の6月に「日本版持続可能な観光ガイドライン」を定めました。これは、地方自治体やDMOなどが、多面的な現状把握の結果に基づき、持続可能な観光マネジメントを行うための指標となるものです。

本年1月に、このガイドラインの令和3年度におけるモデル地区の募集があり、本市も2月に申請、審査の結果、全国15のモデル地区のひとつに選定されました。関東では本市と箱根町観光協会のみとなります。

持続可能な観光の国際基準を開発したグローバル・サスティナブル・ツーリズム協議会公認のトレーナーによるトレーニングプログラムの実施、危機管理やエコツーリズム等の有識者の派遣によるアドバイスの実施、地区の課題を解決するための調査及び取組の支援を行うものです。「持続可能な観光地」として全国の先駆的な役割を担い、他地域への導入・普及の契機になることが期待されています。

詳しくは観光庁（外部サイトへリンク）のホームページをご覧ください。

屋外でのウォーキング、分散スタート、健康チェックなどの対応により、コロナ禍においても実施できるイベントとして、昨年11月の板室地区での開催に続き、今年度は塩原温泉郷を舞台に初めて開催します。

令和3年5月30日（日日曜日） 午前10時から

※小雨決行、荒天中止

塩原温泉街及び周辺エリアを歩く約6キロメートルのウォーキングコースの途中に、地元の名物などをふるまうガストロポイントを設けます。湯量・泉質豊富な温泉、文豪が訪れた歴史、地元の名物料理などを楽しんでいただけるのはもちろん、新緑の美しい時期の開催となります。

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