第3次那須塩原市配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する基本計画

配偶者からの暴力（以下「DV」という。）は、犯罪ともなる行為をも含む重大な人権侵害であり、決して許されるものではありません。しかし、家庭内などの親しい間柄で起きることから表面化しにくく、被害が深刻化しやすいという特徴があります。

また、DVは児童虐待と密接に関係していることが指摘されており、配偶者間のみならず家庭内全体の問題となっています。

このため本市では、平成24年3月に「那須塩原市配偶者からの暴力防止基本計画」、平成29年3月に「第2次那須塩原市配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する基本計画」を策定し、関係機関等と連携しながら、配偶者等からの暴力防止に係る啓発活動やDV被害者の相談、安全確保から自立までの切れ目ない支援に取り組んできました。

事業の推進により市民のDVに対する認識も徐々に高まってきてはいますが、DV相談件数は減少傾向にあるとは言えず、複雑・多様化する相談への対応や自立支援、未然防止等、DV対策の更なる推進が求められています。

このことから、これまでの取組状況を踏まえ、課題を整理し、DV対策を計画的・継続的に進めるため、令和5年度からの5年間を計画期間とする「第3次那須塩原市配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する基本計画」を策定しました。