野生鳥獣の生態と特徴

更新日:2022年01月14日

野生鳥獣の被害を防止するためには、野生鳥獣のことを正確に知りましょう

イノシシ

生態

  • 昼夜を問わず活動する
  • 雑食性(特に甘みの強いものが好物)
  • 行動範囲は3キロメートル四方程度(時期により変動する)
  • メスは子供等と群れをつくる
  • オスは単独で生活する
  • 縄張り性は低い
  • 毎年、複数頭出産する(出産期は4月から6月頃)
  • 野生での寿命は10歳前後

特徴

  • 警戒心が強い(慣れると大胆に行動する)
  • 臆病で注意深い
  • 人前に姿を現さない(なれると人前に姿を現す)
  • 「猪突猛進」はパニックになって逆上したとき
  • 主にけもの道を移動する
  • 鼻は敏感で臭いや感触をさぐるために使われる
  • 鼻は力強く、地面を掘ることもできる
  • 跳躍力に優れる(1メートル以上の跳躍力)
  • くぐり抜ける柔軟さもある(20センチメートル程度のすき間はくぐり抜ける)
  • 体毛は太く、剛毛で、電気を通しにくい
  • 学習能力が高く、覚えが早い

被害状況

  • 根菜類と乳熟期以降の水稲の食害(水稲では踏み荒らしによる倒伏)

ニホンジカ

生態

  • 昼夜を問わず活動する
  • 草食性(植物はほとんど食べる)
  • 一定の地域で生活する
  • メスは群れをつくる
  • オスは単独またはオスの群れをつくる
  • 縄張り性は低い
  • 毎年、1頭出産する(出産期は5月から6月頃)
  • 野生での寿命は10歳から12歳

特徴

  • 警戒心が強い(慣れると大胆に行動する)
  • 昼間は森林域、夜間に田畑に出没する(人慣れすると昼間に出没する)
  • 足場の悪いところを嫌う
  • 臭いで危険を察知する(警戒音を発して仲間に知らせる)
  • 跳躍力に優れる(1.5メートル以上の跳躍力)
  • 花火などの音で追払う
  • 板・ネット・電気柵などで侵入を防ぐ

被害状況

  • 主に食害で水稲、野菜、飼料作物などあらゆる農作物が対象(水稲では踏み荒らしもある)

ニホンザル

生態

  • 日中行動する(夜間は行動しない)
  • 雑食性(果実や虫などを好む)
  • 一定の地域で行動する(周期的に行動する)
  • メスは子供等と群れをつくる
  • オスは群れから離れ、別の群れに入ったり単独で生活する
  • 2年から3年に1頭出産する(栄養状態が良いと1年から2年)(出産期は春)
  • 野生での寿命は20歳程度

特徴

  • 新しいものに警戒する(慣れると大胆に行動する)
  • 運動能力に優れる(木登り、ジャンプが得意)
  • 五感は人間と同等
  • 記憶力が良い
  • 学習能力は高いが、習得するまでに時間がかかる
  • 縄張り性は高い
  • 長距離を走るのが苦手
  • 安全な場所から離れるのを嫌う

被害状況

  • 主に果樹、野菜、水稲、イモ類が食害される(特に春と秋に多い)
  • 群れで行動するため、短時間でも被害が大きい
  • こんにゃく、とうがらし、しそなどの辛味や苦味のきつい農作物は好まない

関連事項

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環境戦略部 ネイチャーポジティブ課 自然共生係

〒325-8501
栃木県那須塩原市共墾社108番地2

電話番号:0287-74-2602
ファックス番号:0287-62-7202

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