ペット動物の災害対策

更新日:2024年03月06日

ペットの防災のために備えておきたいこと

災害が原因で大切なペットと離れてしまったり、避難所でのトラブルを避けるため、日頃から次のことを心がけておきましょう。

  1. 避難所でのトラブル防止のため、普段から最低限のしつけをしておきましょう。犬の場合は、不必要に吠えないようにしつけをしておきましょう。
  2. ペットと離れてしまってもすぐに見つかるように、首輪に名札、鑑札、狂犬病予防注射票などをつけておきましょう。脱落の心配がないマイクロチップも装着すれば更に効果的です。
  3. 人になれさせておきましょう。
  4. 一緒に避難しすいように、首輪やリードを嫌がらずに付ける習慣を付けておきましょう。
  5. すぐにつれて逃げられるように、ケージやキャリーバックを用意し、入れることに慣れさせておきましょう。
  6. 災害発生時には感染症にかかる危険性も高まります。ワクチンの接種や寄生虫の駆除をしておきましょう。
  7. ペットの写真や記録(健康や病気の記録など)を用意しておきましょう。
  8. 緊急時の餌(長期保存できるもの)や飲み物などを用意しておきましょう。

ペットのための避難用品の用意

水やペットフード、薬などのペット用避難用品のイラスト

ライフラインの寸断、緊急避難などに備え、必要な物資の備蓄をしましょう。避難所では、人に対する準備はされていますが、ペットに対する備えは基本的に飼い主の責任になります。また、避難所においては、様々な人が生活するため、居住部分へのペットの持ち込みは原則禁止としています。

避難の際の持ち出し品には優先順位をつけ、優先度の高いものはすぐに持ち出せるようにしましょう。

参考例

【優先順位1】…動物の健康や命に係わるもの

  • 療法食、薬(治療中の病気や怪我がある場合)
  • ペットフード、水(少なくとも5日分[できれば7日分以上])
  • キャリーバッグやケージ(猫や小動物には避難時に欠かせないアイテム)
  • 予備の首輪、リード(伸びないもの)
  • ペットシーツ
  • 排泄物の処理道具
  • トイレ用品(猫の場合は使い慣れた猫砂、または使用済猫砂の一部)
  • ペット用の食器

【優先順位2】…情報

  • 飼い主の連絡先と、ペットに関した飼い主以外の緊急連絡先・預け先などの情報
  • ペットの写真(印刷物とともに携帯電話などに画像を保存することも有効)
  • ワクチンの接種状況、既往症、投薬中の薬情報、検査結果、健康状態、かかりつけの動物病院などの情報

【優先順位3】…ペット用品

  • タオル、ブラシ
  • ウェットタオルや清浄綿(目や耳の掃除など多用途に利用可能)
  • ビニール袋(排泄物の処理など多用途に利用可能)
  • お気に入りのおもちゃなど匂いがついた用品
  • 洗濯ネット(猫の場合は屋外診療・保護の際に有用)など
  • ガムテープやマジック(ケージの補修、段ボールを用いたハウス作り、動物情報の掲示、など多用途に使用可能)

ペット防災手帳

栃木県では、災害時のペットの情報管理方法として、ペット防災手帳(株式会社PETOKOTO提供)の活用を推進しています。手軽に持ち歩くことができ、日常の備えや災害時の対応などに加えて、ペットのプロフィールを記載するページもあるので、印刷してお使いください。使い方は次のとおりとなります。

  • 印刷している面を外側にして、長辺を折る。
  • 表紙が上になるように半分に折る。
  • 表紙に飼い主とペットが写っている写真を貼る。
  • ペットの情報を書き込む。

 

ペット動物の災害対策に対する詳細は下記の環境省ホームページをご覧ください

この記事に関するお問い合わせ先

環境戦略部 ネイチャーポジティブ課 環境衛生係

〒325-8501
栃木県那須塩原市共墾社108番地2

電話番号:0287-62-7142
ファックス番号:0287-62-7202

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