寒い季節の「ヒートショック」に注意しましょう

更新日:2022年12月02日

「ヒートショック」とは、暖かい場所から寒い場所への移動など急激な温度変化のために血圧が急に上昇し、失神したり、脳卒中や心筋梗塞などを引き起こす健康障害です。

特に、11月から2月の冬季を中心として入浴時に多く発生しています。ヒートショックを防ぐために、家族や周囲の方も一緒に生活を見直しましょう。

栃木県の冬は寒く長い

栃木県の冬は、全国的に見ても長く寒い傾向にあります。また、放射冷却現象により、朝の冷え込みが厳しいのも特徴です。

放射冷却現象・・・昼間のうちに温められた地面の熱が、夜間に放射される際に周囲の空気も冷やされ、気温が下がる現象。

高齢者、生活習慣病の方は要注意

消費者庁ニュースリリース(平成29年1月25日)によると、冬の入浴事故による死亡者数は約19,000人と交通事故による死亡者より多くなっています。特に、65歳以上の割合が多く、冬は高齢者のヒートショック対策が必要です。

ヒートショックのリスクは生活習慣病の人にもあり、関連する主な病気は、心筋梗塞や脳梗塞など循環器系の病気が知られていますが、高血圧や糖尿病、脂質異常症なども血圧が不安定になりやすいことから注意が必要です。

ヒートショックの予防のポイント

血圧の急な変動を避けることがポイントです。

  • 室内の温度差をできるだけ小さくする
  • 排泄後は、ゆっくり立ち上がる
  • 脱衣所、浴室を温めておく
  • 食事や飲酒、服薬から時間を空けて入浴する

関連リンク

日本気象協会「ヒートショック予防」(外部サイトへリンク)

気象予防情報に基づく家の中でのヒートショックのリスクの目安が分かります。

栃木県「脳卒中啓発プロジェクト」(外部サイトへリンク)

この記事に関するお問い合わせ先

保健福祉部 健康増進課

〒325-0057
栃木県那須塩原市黒磯幸町8番10号

電話番号:0287-63-1100
ファックス番号:0287-63-1284

お問い合わせはこちら